数字がとれるなら、そりゃテレビもこぞって五輪に頼るよなと思った。
終わったときにはひとりでガッツポーズしてしまったし、愛ちゃんの
顔を見て思わず泣いちゃったよ。
愛ちゃんって、主将というか、お母さんみたいな役割があるな。
伊藤美誠は度胸あるし、そして、エース石川佳純は今後「姐さん」と
呼びたい。石川佳純って、潮目をつかんで無敵モードに入ると、
まるで格闘家みたいに、のしのしした歩き方に変わるんだよね。
首をこきっと鳴らしたり。「ハイ、姐さん出ました」みたいな。
でも卓球って、やっぱり見るより、やるほうがいいな・・・。
くると緊迫感が半端なくて、精神的にくたくたになってしまう。
でも、これで肩入れしている種目が終わった。メダル獲れてよかった。
・・・という感動とともに床について、朝起きたら、
小林先生が、五輪のコンドームの話を書いておられるのを読み、
しゅーんと気分が盛り下がってしまった。(非難してないですよ
毎年、選手村ではコンドームが配られていると一部で話題になるし、
ロンドン五輪では用意した10万個だかが一週間でなくなったとか、
世界最速のあの人の部屋の前には女性が常に並んでいるとかいう
都市伝説的な話も伝わってきたり。
ゴムだけじゃなくて潤滑油も配られてるんですよね。 以前、空手の元世界チャンピオンからこんな話を聞いた。 「国際大会に出るときは、まるで戦争に行く人のような気持ちだった
と思う。負けたら死ななければならないと本気で思っていた」 そこまでの重圧と闘争心を、鍛えぬいた肉体のなかに抱えている
となれば、そりゃ、試合で闘うだけではそのアドレナリンを放出しきれ
リオは治安が悪すぎて、選手も報道陣も次々とかっぱらいや傷害事件
に巻き込まれているから、外出もできないだろうし、
選手村の中でなんとか処理したいという選手がいっぱいいてもおかしく
ないな。
だから、「なんであたしが女子卓球に涙してる時に、先生こんな嫌なこと
書いてくるんだよおおお!」という私のイラつきを冷静にとらえてみれば、
戦地での「慰安婦」をことさらに注目させて、運動化してきた人間たちの
異常さも、イデオロギーを排してもっと普通の感覚で、捉えられると思うん
だよね。